今回は元陸上競技オリンピック選手、瀬古利彦さんについて見ていきたいと思います！普段は冗談などを飛ばし気のいいおじちゃんになってしまう瀬古利彦さん
家庭でもそれは活かされているようで、４人の息子さん方はそれぞれ個性的なキャラを持ちつつ、自分の道を歩んでいます。
長男の昴さんが病気（ガン）での壮絶な闘病生活は本として残されています。大学卒業後は世界一周旅行に出るなど、積極的で行動派だった様子。
次男、三男、四男の結婚情報や大学卒業後の行動などを追ってみました。みなさん、素晴らしい息子さんで、それだけでも十分親孝行しているなと思います。
瀬古利彦の子供について
画像出典元：朝日新聞
今回は、瀬古利彦さんのお子さんさんのことを中心に見ていきたいと思います。何やら波乱万丈あった様子です。丁寧にお一人ずつご紹介していきます。
瀬古利彦の息子は何人？
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瀬古利彦さんは１９８４年に結婚。その後、４人の子供に恵まれました。４人とも男の子です。４人の息子さんをご紹介します。
長男・昴（すばる）１９８６年生まれ
次男・亜土武（あとむ）１９８９年生まれ
三男・天理（てんり）１９９２年生まれ
四男・聖醐（しょうご）１９９７年生まれ
とても個性的なお名前です。今でいうキラキラネームのような感じもします。瀬古利彦さんの性格上、結婚ノリで命名しているような気もします。
瀬古利彦の息子は昴で結婚してる？
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瀬古利彦さんの息子で長男の昴さん。生きていれば今年３６歳になられます。この後、詳しく触れますが、昴さんは２０２１年４月１３日がんによりお亡くなりになりました。
昴さんは結婚はされていなかったようです。病気が発症したのが２０１２年のこと。この時昴さんは２７歳でした。結婚していてもおかしくない年齢ではありますが、病気のことで結婚はあえて選択しなかったのかもしれません。
瀬古利彦の息子の病気はガン？
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瀬古利彦さんの息子・昴さんはどういったガンに侵されていたのでしょうか？昴さんのガンは「ホジキンリンパ腫」というガンでした。
血病とは違いますが、“リンパ腫”という病気と向き合いながら、闘病生活を送っていました。白血病とリンパ腫の違いについて調べて見ました。
▽白血病
血液をつくる器官で未熟な白血球細胞が無制限に増殖し、正常な白血球の増殖をそがいするもので、造血器の癌と言える。臓器で発症すると、出血や細菌感染が起こり、生命の危機にいたる。
▽リンパ腫
リンパ組織は身体に入る異物を排除する働きをしているものだが、このリンパ組織を構成しているリンパ節、脾臓、へんとうなどの細胞が悪性のものになって、無制限に増殖するもので、白血病とならんで代表的な癌である。
白血病は主に骨髄で細胞増殖が起こるのに対し、悪性リンパ腫の場合はリンパ節で起こり、増殖したところに腫瘍のこぶができる。リンパ腫そのものの死亡率は高くないが、発病すると免疫力の低下により、各種の感染症にかかりやすくなるこから、死亡にいたることが多い。
昴さんは世界一周旅行をしていたのですが、帰国したその年に徐々に症状が出始めました。はじめは咳が止まらなくなり、胸の痛みがあったそうです。
病院へ行ったところ「ホジキンリンパ腫」と診断され、化学療法、骨髄移植、放射線治療とできる限りの治療を受けていました。
その闘病生活は９年にも及びます。何度もよくなりかけたのですが、いざ退院というタイミングでまた腫瘍が増殖し、入退院を繰り返しました。
本人はもちろんのことご家族も出来うる限りのことはされたと思います。それでも、２０２０年には脳に転移。肺もカビが生えるという状態に。
昴さんは咳、痰で苦しみ、免疫力も落ちていきました。それでも常に前向きに治療に取り組んだのです。ですが、無情にも２０２１年４月１３日、お亡くなりになったそうです。
瀬古利彦の息子の大学と本
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瀬古利彦さんの息子・昴さんは慶應義塾大学を卒業されています。大学では「環境サークルCUE」に所属。主に、エコ活動に力を入れていました。
大学卒業後には１年間勤めに出ていましたが、その翌年、「ピースポート地球一周の船旅」に参加しました。この時の様子は逐一SNSに画像と文章を載せています。
昴さんにとってはかけがえのない思い出となりました。世界一周旅行なんてなかなか出来ないですよね。
その旅行から帰ってきてから、昴さんにガンが発覚。昴さんは「がんマラソンのトップランナー」という本を自費出版したのです。
その本には難病と闘う様子を記しています。家族の様子や自身の闘病生活を明るく綴っています。その明るさがたまらなくいじらしく思えます。
昴さんの座右の銘は「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」というチャーリー・チャップリンさんの言葉です。
自分の人生を笑いに変える！そういうポジティブさを持ち合わせ、自身の病気も笑いに変える。その強い精神力が「生」として３５年という月日を乗り越えてきたのでした。
瀬古利彦の長男と次男と三男？
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瀬古利彦さんの長男のお話しはここまでとして、ここからは次男、三男、四男のことを短くご紹介していきます。
次男・亜土武さんはスポーツ用品の「ミズノ」に勤務されています。私生活では結婚もされています。その結婚相手がまた凄い方なんです。
亜土武さんの奥さまは、元中日ドラゴンズの山本昌さんのお嬢さん「裕里加（ゆりか）」さんなんです。マラソン選手の息子と野球選手の娘との結婚なんて、なんて爽やかで最強！
結婚したのは２０２０年１月。亜土武さんと裕里加さんは同じ職場に勤めていたとのこと。これも面白い縁ですね。２０１３年には子供も生まれた、というウワサもありました。
三男の天理さんはお父さんと同じく陸上の道へと進みました。中学時代サッカー部で活動していた天理さんに、瀬古利彦さんが「横より前に走ったら？」と提案したそうです。
このことがきっかけとなり、高校生からは陸上の道へ方向転換しました。東海大浦安高校に通っていた頃は、８００ｍでインターハイに出場しました。
その後、東海大学へ進んでいます。大学では迷わず陸上部に。そこには「父が走った箱根路を自分も走り、その姿を中継車で解説をしえいる父に見せたい」という強い思いがありました。
ですが、瀬古利彦の息子としての期待やプレッシャーもかなりありました。怪我を繰り返し思うように練習が出来ない時期もありました。
天理さんは悩み、考え、大学２年生の時に走者からマネージャーへと転向したのです。そしてその年の箱根駅伝では念願の主務を務めることになりました。
天理さんがマネージャーへ転向という大きな決断をした時、悔しくて悔しくて家族の前で思わず泣いてしまったほどでした。夢のランナーとしての箱根駅伝出場は叶いませんでしたが、いい形で携われたのは一つの光だったのかもしれません。
大学卒業後は「ベースボール・マガジン社」に入社。「陸上競技マガジン」の編集者となり、毎日、陸上のことを考えています。
四男の聖醐さんは早稲田大学を卒業。大学時代はバンドマンをされているというウワサです。聖醐さんも高校生の時に陸上部に入部しています。
ですが、向いてないと思ったのかすぐにアメフト部へ変わりました。現在は何をされているのかまでは分かりませんでした。
瀬古利彦さんの４人のお子さん、４者４様できちんと自分の道を見つけていったようです。そこには死や挫折、諦めなどたくさんあったことでしょう。ただ、総じて明るくポジティブにシフトチェンジし、自分に合った道を選んだのだと思います。
瀬古利彦の本？
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ところで、瀬古利彦さんは自身の本を出しているのをご存知でしょうか？『瀬古利彦 マラソンの真髄』という本ですが、そのなかには、瀬古さん流の練習法なども書かれているようです。
そこでタイムトライアルについて、本番のレースに近い環境で、難度の高い練習を紹介しているみたいです。本も出されているなんてすごいですね＾＾さすが元オリンピック選手ですね！
それから“喝”についてですが、びわ湖毎日マラソンを終えて瀬古さんは、選手たちへの思いを語っています。結果が予想を下回っていたらしく、
“東京マラソンでいい流れができたので、それを切りたくないと思っていましたが、残念です。今日のレースは喝ですね。”
とおっしゃっていたそうです。若い選手に期待しているんでしょうね。＾＾厳しい世界を戦い抜いてきたからこその言葉ですよね。
瀬古利彦さんのまとめ
ということで、今回は元オリンピック選手の瀬古利彦さんについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。
4人の息子さんは紆余曲折ありながらも、ちゃんと自身の道を見つけ歩んでいる様子。やはり男の子は強いな、頼りになるなと思います。
長男の昴さんはガンという病気に侵され、その闘病も虚しく３５歳という若さでお亡くなりになりました。
大学を卒業後は世界一周旅行を経験し、病気になってからは闘病の様子を綴った本も出版され、生きてきた証を残しています。
そして、次男と三男、四男のこれまでの過程を簡単にご紹介しましたが、人物像は浮かんできたでしょうか？
瀬古利彦さんは４人の強く賢い息子さんを持ちお幸せですね。それも瀬古利彦さんの人柄、マラソンランナーとしての矜持があってこそのことです。
これからの息子さん方の様子も気になりますが、瀬古利彦さんのマラソン解説、とても楽しみにしています。
最後に気になる動画を見つけましたのでご紹介します。「貧乏」と「貧困」の違いを、映画「ほたるの墓」を例にして解説しています。日本人はお金持ちなのか？そのモヤモヤが解決したような気がします！
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